長野県上田市・別所温泉に佇む「かしわや本店」は、創業以来、多くのお客様に愛され続ける老舗旅館です。別所温泉は「信州最古の温泉」として知られ、開湯千四百年の永きにわたり人々を癒し歴史と風情が息づく名湯として親しまれております。
かしわや本店はそんな別所温泉で創業百年を越え、心やすらぐ日本の宿として「和の風情」「季節の香り」「やさしさ」を建物に、料理に、サービスに盛り込み、ひとりひとりのお客様を大切にお迎えさせていただきます。
当館は信州の歴史文化に深く関わる北向観音のすぐ隣に位置しております。
北向観音は長野市の善光寺と対をなす寺院として知られ、千年以上の歴史を持つ霊場です。
善光寺が来世のご利益を願う寺であるのに対し北向観音は現世のご利益を祈る寺とされ、多くの参拝者が訪れます。当館はそんな北向観音さまのすぐ隣に寄り添うように建てられています。
花柳章太郎翁と川口松太郎氏には当館へ数多くお泊りいただきましたが川口氏の“愛染かつら”は当館で執筆の折、観音様にあるかつらの巨木を御覧になりその題名を決められたと聞きおよんでおります。
当館では、四季折々の美しい自然に包まれながら、源泉掛け流しの湯を存分にお楽しみいただけます。
館内には趣の異なるお風呂をご用意し日常を離れた贅沢なひとときをお届けいたします。
また、地元の旬の食材を活かした会席料理も自慢のひとつ。信州の恵みを五感で堪能できるお食事を、心を込めてご提供いたします。
客室は和の趣を大切にした落ち着きのある空間となっており、お客様に心安らぐひとときをお過ごしいただけるよう整えております。
心地よいおもてなしとともに、特別な時間をお楽しみください。
2022年には別館である「四季亭」の客室を改装し、ご年配のお客様でも快適にお過ごしいただけるようベッドルームを増やすなどいたしました。
また2024年には本館の改装も行い、お風呂が2つありお食事もお部屋にお持ちするスイートルームが完成いたしました。
これからも古き良きは大切にしながら、時代に合わせてさまざまなご要望を取り入れて長く愛される宿を目指してまりいます。